目 次 | |
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製本の基礎解説 | |
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上製本・並製本の違い
書籍の製本方法は大きく分けると上製本(ハードカバー本)と並製本(仮製本)があります。
上 製 本 | 並 製 本 | |
綴じ方 | 糸かがり綴じ・アジロ綴じ・中ミシン綴じ | 糸かがり綴じ・アジロ綴じ・無線綴じ |
背形態 |
丸背 |
角背のみ![]() |
加工工程 | 本文を固め裁断した後、背を補強(背固め)し、別途作製の表紙とくるむ | 本文と表紙を同時に固め、くるんだ後裁断する |
接着剤 | ボンドとニカワ | ホットメルト |
表 紙 | 芯紙に表紙(紙・クロス)を巻く二重構造、ないし1枚もののビニール表紙 | 厚めの1枚ものの紙 |
形態@ | チリ付き(本文より表紙が基本3ミリ大きい) | チリなし(本文と表紙は同寸法) |
形態A | ノドに開きをつけて溝を入れる | 溝は無し |
製本の分類
製本はさまざまな角度から分類されます。発祥地域により東洋の和漢装本と西洋の洋式装本。また、用途により出版物製本と事務用品製本。生産量によって数物製本・図書館製本(諸製本)・創作製本(ルリュール)に分類されます。様式によってでは、上製本(本製本)・並製本(仮製本)に分類できます。さらに、洋式製本の製本様式を細かく区分するには、表紙に使われる芯(しん)材料・表装材料と仕立て方による表紙の種類を併称する必要があります。
和本については、巻子本・亀甲とじ・経本・粘葉装(胡蝶装)・大和とじ・四つ目とじ(唐本装)等があげられます。