や | |
【やつおり】 八つ折り | 裁ち割った刷り本は、手または折り機でページの順が続くように折り作業を行う。一般的に折りの標準は八つ折り(16ページ)であり、これを製本所で1台と呼んでいる。8ページが1台となる場合は、四つ折りという。 |
【やまおり】 山折り | ノートなど、とじたまま二つ折りを行う丸折りをいう。 |
【やまかけおり】 山掛け折り [和本] |
和罫紙や和本の中身の折りのとき、重ね折りにして山形の台にのせ、つまみ上げて罫合わせしながら折ること。 |
【ヤレ】 | 「破れ」の転訛(てんか)したもの。「刷りよごれ」または「刷り損じ」のこと。印刷中に何枚かの紙が破れたり、皺(しわ)が寄ったりするミスプリントが出る。製本においても、折り破れや裁ちの損紙ができるので、あらかじめその補充として3/100ぐらいの余分の刷り本を用意することが必要である。また、製本工程で発生した不良本自体も「ヤレ本」という。 |
よ | |
【ようしょ】 洋書 foreign book |
外国において出版された図書類。 |
【ようちょう】 洋丁 | 洋数字のノンブル。和丁に対していう。 |
【よこさんぽうけしょう】 横三方化粧 |
最大寸法を目的とした化粧断ちの方法。 |
【よこさんぽうけしょうにどだち】 横三方化粧二度断ち |
化粧断ちの方法の一つ。寸法統一、菱形修正、紙粉除去を目的とする。 |
【よこつきあてさんぽうけしょう】 横突き当て三方化粧 |
化粧断ちの方法の一つ。寸法統一、菱形修正を目的とする。 |
【よことじ】 横綴じ side stich |
横に長い本(長帳型)のときに行う綴じ。 |
【よこめ】 横目 | 紙の繊維の流れが紙の短辺方向になっているものをいう。 |
【よちょう】 余丁 overruns |
余り丁のこと。 |
【よつおり】 四つ折り | 8ページ折りまたは2度折りのこと。 |
【よつめとじ】 四つ目綴じ [和本] |
和本の綴じ方の代表的なもので、本を綴じる時に四穴をあけて、これに綴じ糸を通すのでこの名がある。単に「四つ目」ともいう。「明朝綴じ」も四つ目綴じと同じ。 |
【よはく】 余白 | 印刷された部分の周囲 上下左右の余白部分のこと。「空き」ともいう。 |
【よびし】 予備紙 | 印刷・製本の際に、汚損を見込んで用意する紙。 |
【よみあげ】 読み上げ | 背文字を欧文で入れるとき、下から上へ読むように入れること。「読み下げ」はこの逆。 |
【よみさげ】 読み下げ | 製本における背文字の入れ方の一種。読み上げに対していう。 |